風の骸 (かぜのむくろ) ・・・・・ あるがままに

過ぎ去りし時を愛でるがいい今の私があるのだから 過ぎ去りし時を偲ぶがいい今の私があるのだから 白檀の香り麗しき掌あわせ目を閉じる 過ぎ去りし時を嘆くでないぞ今の私があるのだから  深遠なるは過ぎ去りし出来事今の私をみつめるがいい 空虚なるは過ぎ去りし出来事今の私をみつめるがいい  白檀の香りただ甘く心無にして縁を願う 過ぎ去りし人を恋うるがいい今の私があるのだから

ソメイヨシノ

染井吉野はひたすらに 妄念ばかりを見せつけて
一途にそして緩みなく 花の命を終えるのか
春よ春よと謳っても 孤独の翳がゆらめいて
今日の暮らしに戸惑えば むなしさばかりが糸を引く

焦るでないぞ人の夢 気負うでないぞ人の道
染井吉野はひたすらに 今ある命を燃えつくす


無題 さくらさく が

  1. 2017/03/20(月) 00:00:00|
  2. その他

真言宗豊山派檀信徒研修会にて

朝日に向かい目を閉じて まぶたの裏に浮かび出た
十一面の観世音 この大寺の御本尊
祈りも願いも無く孤独 過去も未来も無く自由
私が私であるために 静かに息を整える


無題大師1

無題大師2

無題大師3
  1. 2017/03/03(金) 00:00:00|
  2. その他

梅が咲く

人生は今日が初日や梅の花

無題うめ
  1. 2017/02/15(水) 00:00:00|
  2. その他

俳句 冬 (その六)

無題俳句 冬 六

風花や好いた女の里言葉     
左手の指輪はずして逢ふ聖夜  
髪の香や痩せた肩越し濡れ落ち葉  
酒好きの膳に女房の鰤づくし    
朽ち舟に空風ぬけて逆さ富士    
悪びれずふいに目の前冬の蝶    
散紅葉同じ色なし人もまた     
仏縁と口説く熱燗ほろ苦し     
人妻の襟足白き初鏡        
逢引きの縺れし髪に細雪      
朝の月君の初髪大人びて      
古妻や土のぬくもり福寿草     
老いの身に悔いは捨てたし寒昴   
五分咲の浮き立つ精気冬薔薇    
荒星やどふ生きたかが人の価値   
羽布団寝返り打てば右左      
探梅や手を取る君は人の妻    
恋心酔へば連れ添ふ時雨傘    
寒月や湯舟に妻と猪口ひとつ   
寒月や明日は欠けゆく今日の月  
木瓜二輪朝の庭隅紅を注す    
水仙の香り束ねてひとところ   
牡丹雪無垢なるままに清めける  
無きものを欲しがるが人寒昴   
ふと感ず冬明けやらぬ夜の孤独  
万物に往生ありて野焼跡   
柊の香は穏やかな女(ひと)に合ふ 
初場所に華を添へたる芸者衆  
早梅の香り崩れり風の道    
寒昴我が人生を裁きなむ    
日当たりに色を集めし冬の花  
  1. 2017/02/01(水) 00:00:00|
  2. 俳句

元朝の風に向ひて迷わざる

今は黙って陽(ひ)を見つめ 静けさの中深呼吸
捨て去ることのむずかしさ 忘れることの容易(たやす)さを
感じて虚し初日の出 

今は黙って陽を見つめ 歳の初めを祝いたい
(つまず)くことを恐れずに 心の軋(きし)みを受け止めて
豊かさ祈る初日の出

無題2017正月
  1. 2017/01/01(日) 00:00:00|
  2. その他
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