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風の骸 (かぜのむくろ) ・・・・・ あるがままに

過ぎ去りし時を愛でるがいい今の私があるのだから 過ぎ去りし時を偲ぶがいい今の私があるのだから 白檀の香り麗しき掌あわせ目を閉じる 過ぎ去りし時を嘆くでないぞ今の私があるのだから  深遠なるは過ぎ去りし出来事今の私をみつめるがいい 空虚なるは過ぎ去りし出来事今の私をみつめるがいい  白檀の香りただ甘く心無にして縁を願う 過ぎ去りし人を恋うるがいい今の私があるのだから

颱風19号去りし

北区岩淵水門・新荒川大橋付近 10月13日午前10時頃

無題台風19

無題台風19-2

無題台風19--3




  1. 2019/10/15(火) 00:00:00|
  2. その他

生臭く

ひと夜の眠りにうなされて 色即是空もないだろう
泣いて涙を枯らしても 五蘊は常に苦を好む
朝陽を浴びて目を閉じりゃ 私の心は生臭く
時に無欲と無気力を 勘違いする馬鹿もいる


無題 生臭い 画

  1. 2019/10/01(火) 00:00:00|
  2. その他

涙と暮らしているけれど

ひとりで暮らしていけるほど 強い気持ちは持てないが
目まぐるしさが胸を突き 何もいらない夜がある
耐え忍ぶことの不自由や 見え透いた嘘の洪水に
何にも見えなくなりそうで くすりと笑った時がある


無題 涙と暮らしているけれど 画

  1. 2019/09/20(金) 00:00:00|
  2. その他

老いの空

西田佐知子の唄を聴き 闇夜を眺めて呑む酒に
老いた心は過去に酔い 美しき日々を連れてくる
“今どきの”と云う暮らしには 馴染めぬことが多くあり
ああ青春の昭和期よ 別れた女(ひと)を懐かしむ


無題 老いの空 画

  1. 2019/09/10(火) 00:00:00|
  2. その他

俳句 夏 (夏 その九)

無題 俳句夏サボテン

梅雨空やトランペットが土手に哭く
羅やおんな手首に傷をもつ
梅雨の昼ゆるりゆるりと漢詩解く
うつし世の嘘がうそ呼ぶ紅き薔薇
夏足袋を履けぬ娘の艶めけり
ひと夜とて月下美人のほのあかり
汗ばみて背ナの噛み傷疼きをり
朴一花宿下駄を今履くところ
白き肌ほくろ透かして夏衣
遠花火今頃ふたり海の中
洗ひ髪梳きし姿を横寝して
テキーラをあおりつまずく夏の夜
神輿背に酒瓶の口紅の濃し
暁や酒を友とし鮎を釣る
片恋を知るや蓮田の痩せ蛙
背ナ向けて寝化粧をするみどりの夜
夕立の過ぎゆくまでを膝枕
紅き蓮ひとひら残し散る無常     
木下闇ほのと香水尼僧かな      
悩ましき君が夏服胸の線
蚊帳知らぬ娘にわかに高揚す
夏服に胸はづませる人とをり
沙羅の花落ちて朝日を集めけり
湯上りの下戸を前にし冷酒かな
横丁に消へしあの日の金魚売
踊るならテキーラあおり夏の夜
煙草もつ淡きマニキュア涼しかり
吾名こそ親の形見や蝉しぐれ
日傘から漏れし女の髪の艶
湯上りの夏帯結ぶ赤い爪
崩し字の墨香流れし星まつり   
薄情もなさけのひとつ沙羅の花
うすものや胸の黒子が雨に浮く
恋文を結びしままの蛍籠
草野球わが子ベンチのそでで待つ
日焼け止め使ひまはせる女子野球
苔青き抱かれし石の声こぼす
花合歓や君頬染めし薄化粧
黒髪を結ひて着痩せの紺飛白
雷にうっかり削ぎし眉の線 
会ふことのしばらくぶりや絽の着物 
まずビール茜の空やオヤジギャル
恋なるか夕な紅注す酔芙蓉
手鏡や竹刀収めの夏稽古
ひと夏を袖に隠して帰る君
土用波ぷかり煙草の輪がひとつ
花咲きて糸瓜連なり暮残る
深追ひは恋の禁じ手酔芙蓉
蛇の様わが身に絡む濡れし髪
滝の下白装束の僧ふたり
源平の蛍まみえて恋いくさ
老婦人夏を楽しむ紫髪かな
真顔ありヨット傾き瞬を見し
湯上りの水着の跡や腰えくぼ
夕焼けて今日の命に茶碗酒
花火終へ素足に慣れぬ下駄の傷

  1. 2019/08/30(金) 00:00:00|
  2. 俳句
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